「ここはぐプロジェクト」の夏の恒例イベントが8月14日(火)~16日(木)の3日間にわたり、「丸の内キッズジャンボリー」のワークショップ「ワンダークラブ」にて開催されました。「サイエンス・ファーム」では『ヒト・動物・植物のDNA』をテーマに、生命の大切さと理科の楽しさを体験できるイベントや展示が盛りだくさん!大人気の「どうぶつのお医者さん体験」をはじめ、たくさんの子どもたちで賑わった3日間でした。
サイエンスノートを持って元気いっぱいサイエンス・ファームに入ってくる子どもたち。常設のDNAに関するクイズコーナーではDNAの基礎を学びます。
「DNAってなに?」「遺伝情報って?」「ナノって長さなの?」「X染色体とY染色体?」…学校ではまだ習っていないことやはじめて聞いた言葉に子どもたちの質問は止まりません。
DNAとはヒト、動物、植物、あらゆる生物が共通して持っている生きていくための情報がつまった生命の設計図。さらに噛み砕いて説明するお父さん、子どもの素朴でシンプルな質問に答えに悩むお母さん…このちょっと難しい問題には大人も真剣そのものです。
「僕は②だと思う、パパは③なの?」と意見が食い違った親子は、2人で仲良く答え合わせ。正解したお父さんが「OK!」と小さくガッツポーズする姿もみられました。
3日間にわたり、計12回開催されたワークショップ「自分でDNAを取り出そう! 実験いっぱい、理科っ子!」。連日、整理券を配布するとあっという間に満席になるという大盛況ぶりでした。
今回は家に帰ってからもできるようにと、割りばしや茶こしパックなど、身近なものを使っての実験です。講師の先生がDNAの違いや取り出し方法を説明。東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST(東大CAST)のお兄さんとお姉さんが実験をサポートしてくれます。
4人一組のグループで実験がスタート! 「考えながらやってね」とアドバイスをしながらテーブルを回る先生。子どもたちの表情も真剣そのものです。「なにがなんだかわからなくなってきた」と混乱する子にはCASTのお姉さんがすかさずフォロー。子どもに笑顔が戻ってきました。
「すご~い!」「あがってきた」「糸みたいなのがでてきた」などの歓声があちこちのテーブルから沸き上がり、実験は無事成功!先生から「学校の自由研究にも役立ててね」とお声をいただきました。
ヒトと植物の細胞がセットされた2つの顕微鏡で、それぞれの細胞を見比べて違いを観察。モニターに映し出されたのは…どちら?
動物と植物に共通しているのは細胞の中にある小さい丸、それが「核」と呼ばれるものです。さらに植物の細胞には動物の細胞にはない「細胞壁」「葉緑体」「液ほう」があります。ワークショップとも連動したこのコーナー、顕微鏡では植物の細胞壁が確認できました。
「わぁ~!」「おぉ~」と感嘆の声にまじり、「こわい~!」とちいさな女の子の怯えた声も聞こえる「恐竜にも、DNA?」のコーナー。途切れることなく人が並び、子どもも大人もみんな興味津々! スタッフのお兄さんがVRゴーグルを手渡し、「動いてみてください」と声をかけてくれました。陸上から海、空まで臨場感あふれる映像で恐竜の世界が楽しめます。
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